ファッション趣味

70’s〜80’sから現代まで オールドサーファースタイルがおしゃれ

ファッション

オールドサーファースタイルとは

オールドサーファースタイルとは、本来サーフィン文化における初期の時代や古いスタイルを指す言葉です。初期の時代とは1950年代から1960年代にかけて、ハワイやカリフォルニアなどの地域で発展したサーフィンのスタイルや文化を指します。


出典:http://www.legendarysurfers.com/

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レジェンダリー・サーファーズ・コレクション

オールドサーファーは、今とは全く異なる手作りの長い木製のサーフボードやヴィンテージのサーフィン用品を使い、クラシックなサーファーのイメージを含みます。これは、現代のサーフィンスタイルやテクニックとは大きく異なるものであり、一種のノスタルジックな魅力すら感じさせるサーフィンカルチャーなのです。


出典:http://www.b132.net/

当ページでは発祥まで遡るわけではなく、古き良きサーフィンカルチャーから生まれたイカした独自のサーファーのファッションスタイルを取り入れる方法を、夏が待ちきれないサーファーガイズ達と一緒に学べたらと思います。

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サーフィンの起源

サーフィンの起源は古代ポリネシアにさかのぼります。特にハワイで古代ハワイアンの文化の一部として発展しました。古代ハワイアンは木製の板(コア板)を使って波に乗り、サーフィンを楽しんでいました。彼らは波の神秘的な力や海とのつながりを崇拝し、サーフィンを一種の儀式として行っていました。


出典:https://www.pinterest.jp/p

近代のサーフィンは、20世紀初頭にハワイから世界中に広まりました。特にデューク・カハナモクがサーフィンをアメリカ本土や他の国々に紹介し、人気を高めました。その後、技術や器材の進化、そしてサーフィン文化の発展により、サーフィンは世界中で愛されるスポーツ・アクティビティとなりました。


出典:https://www.hawaiimagazine.com/
15歳のデューク・カハナモク。とても爽やかな好青年でした。水泳ではオリンピックの金メダリストでもあり、アメリカにサーフィンを流行させたいわばサーフィンの父でもある。


出典:https://www.allhawaii.jp/
ハワイのワイキキビーチに立っているデューク・カハナモクの像。日本で言えばハチ公の像以上に有名な像です。

いつの時代もイカして枠にはまらないヤツがサーフィンを始め、そのカルチャーに引き込まれ、次の思想やスタイルが新しい世代へと継承されていくのです。

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サーフィンファッションとカルチャー

オールドサーファーファッションやサーファーファッションのカルチャーは、1960年代から1970年代にかけてのサーフィン自体が始まったとされる黎明期からインスパイアされたものも多く、サーファーのスタイルとしては、リラックスしたファッションが自由な雰囲気や精神を反映しています。


出典:https://www.travelbook.co.jp/

ファッション

ファッションの面では、オールドサーファーのカルチャーは、海やビーチでのアクティビティに適したアイテムを堅苦しくないリラックスした雰囲気で使用したファッションが特徴的。代表的な要素には、ハワイアンシャツ、ボードショーツ、タンクトップ、ビーチサンダルなど基本ゆったりし、開放的なイメージを持つアイテムを使っているものが多く、柔らかい素材や明るい色合いが好まれ、サーフボードやビーチの風景をモチーフにしたプリントなど、それだけで南国や爽やかな海やビーチを連想させるアイテムによりサーファーのスタイルを確立しています。


出典:https://www.relaxfashion.ch/

カルチャー

カルチャーの面では、オールドサーファーカルチャーはサーフィンを通じて自然や海と共に生きるライフスタイルを象徴しています。自然との調和や海との結びつき、そして自由な雰囲気や精神を重視し、音楽やアート、サーファー達や関係する人々とのコミュニティの絆を重要な要素として位置付けています。


出典:https://la1ere.francetvinfo.fr/

このサーファーのカルチャーや思想は、現在でも多くの国で多くの人々に愛され、サーフィンコミュニティやファッション業界で広く影響を与えています。それは海洋ゴミの問題や温暖化など自然の破壊行為や自然をリスペクトする活動などにも大きな影響を与えています。

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時代別に学ぶサーファースタイル

オールドサーファーカルチャーでサーファーファッションは、1960年代から1970年代の黎明期をインスパイアしたものだと記述しました。サーファーのファッション、スタイルは独自ながらも日々進化し、古き良き時代を超えて確立したものだと言えます。

そのファッションは年代を遡るほどおしゃれでかつ独創性に富んだもので、現在の若者は時代に逆行するようにオールドスタイルをファッションや車、ライフスタイルにとりいれています。

年代ごとに人気のあったファッションやアイテムを特集しました。

70年代


出典:https://saikastyle.exblog.jp/


出典:https://www.pinterest.jp/


出典:https://www.pinterest.jp/


出典:https://miplayadelascanteras.com/


出典:http://surfingdownsouth.com.au/

70年代に入り、サーフボードやウェットスーツなどサーフギアのクオリティ、ファッションの幅、おしゃれな車など、サーフカルチャーがほぼ出来上がってきているのが分かります。おしゃれな車にサーフボードを積んでシャツやボードショーツのラフなスタイルで海へ出かける。ハワイやカリフォルニアなどではサーフィンのカルチャーがすでに黎明期ではなく最先端の若者が取り入れる時代へと変わっていった時代でした。

おすすめ70年代アイテム

60s~70sビンテージアロハシャツ

80年代

1980年代のサーフィンカルチャーは、多くの面で活気に満ちた時代となっていきます。サーフィンがスポーツから一種のライフスタイルやカルチャーへと変容し始めた時期でもあり、音楽やファッション、アートなどとも密接に結びついていました。サーフロックやパンクロックなどの音楽ジャンルがサーフィンカルチャーと結びつき、多くのサーファーがこれらの音楽を愛好し、ファッションではビビットなカラーやネオンカラーなど特有なスタイルもこの時代の特徴と言えます。


出典:https://www.pinterest.jp/


出典:https://www.pinterest.ph/


出典:https://fashion.aucfan.com/

この時代はメディアにも多く取り上げられ、サーフィン映画やドキュメンタリーが制作させるなど、若者を中心にサーフカルチャーが浸透していきます。日本でもファッション雑誌でサーフィンやサーフファッションを特集されるようになり、元々海に囲まれ、サーフポイントに恵まれた島国ということもあり、サーフィンというスポーツ、カルチャーが独自に形成されていきます。


出典:https://funkydisco.jimdofree.com/
写真は1980年に流行したサーファーディスコの様子。

1980年代のサーフィンカルチャーは、自由と冒険を求める若者たちにとって、魅力的で活気に満ちた時代でした。

おすすめ80年代アイテム

80年代のサーファーファッションを語るうえで外せないのがTOWN&COUNTRY。タウカンのデカロゴTシャツ

当時流行したサーフブランドのOcean Pacific。大きなOPのロゴが印象的でした。

その他にも現在もサーフブランドのトップを走るQuiksilverやBillabongなどのサーフブランドも当時人気でした。

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2000年代

2000年代に入り、1970~1980年代と大きく変わらず、サーフィンシーンやサーフィンカルチャーはさらに活気や熱量を帯びていきます。その側面で時代の大きな動きに合わせ新しい変化も起こってきます。

テクノロジーの進化

サーフィンに限らずですが、様々なスポーツに関わるテクノロジーが大きく進化しました。ウェットスーツやサーフボードの性能、デザインなどが改良され、パフォーマンスを向上させました。インターネットやデジタルメディアの普及により、サーファーたちが情報を共有し、サーフスポットや波の状態をリアルタイムで把握することが容易にることで新しいコミュニティーなども各地で発足されていきます。


出典:https://surfinglife.jp/

サーフィンのプロフェッショナリズム

今まではスポーツとはいえ、趣味の延長だったサーフィンがプロスポーツとしての地位をさらに確立しました。世界的なサーフィンツアーや大会が多く開催され、プロサーファーたちの知名度が高まりました。また、スポンサーシップやメディアの注目度も増し、サーフィンは大衆文化の一部として確立されていきます。


出典:https://www.jpsa.com/
日本でも1981年に日本プロサーフィン連盟(JPSA)が発足され、正式にプロとしての登録、活動が始まっていきます。

ファッショントレンドの多様化

サーフィンファッションも多様化していきます。従来のラフでカジュアルなスタイルに加えて、ストリートウェアやアクティブウェアなどが増えました。サーフィンファッションは、スポーツウェアやストリートファッションとの融合が進み、音楽やその他カルチャーを巻き込み幅広いスタイルが展開されました。

サーフィンは単なるスポーツだけでなく、ライフスタイルやカルチャーの一部として、世界中の多くの人々に愛され続けてくことになります。

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2024年

時代は令和となりサーフィンはオリンピック競技になり、日本でも12歳で最年少プロが出現するなど、目まぐるしい進歩をとげています。サーフボードは軽く強くするために様々な素材を使い、テクノロジーを駆使したサーフギアが日々サーファー達をサポートしてくれます。


出典:https://hochi.news/
東京オリンピックで銀メダルを獲得した五十嵐カノア選手

ファッションはより多様化しスポーツの壁を越えてサーフィンスタイルという当たり前のカルチャーが国や考え方に浸透している。

令和サーファースタイル


出典:https://japaneseclass.jp/


出典:https://www.pinterest.es/


出典:https://oceans.tokyo.jp/


出典:https://bestwallpaperyu211.blogspot.com/


出典:https://oceans.tokyo.jp/


出典:https://www.rvca.com/

堅苦しくなく、どこかリラックスした雰囲気を漂わせる現代のサーファースタイルは、長きにわたる古き良き時代のサーフカルチャーを作ってきたオールドスタイルを彷彿とさせる。

現代の若者はレトロスタイルをリスペクトしながらも現代のファッションに融合させるのがとても上手。誰がみても魅力的なスタイルは時代や年代を問わずおしゃれで格好が良いものです。

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おすすめサーフブランド

オールドスタイルをさんざん紹介してきましたが、長きにわたりサーフカルチャーのファッションを支えてきたサーフブランドを紹介します。

オールドスタイルを現代風に取り入れたアイテムが豊富にラインナップされていますので要CHECKです。

Quiksilve(クイックシルバー)

Billabong(ビラボン)

rvca(ルーカ)

brixton(ブリクストン)

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FORMER(フォーマー)

Hurley(ハーレー)

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オールドサーファースタイルまとめ

サーフィンの起源から時代別のサーフカルチャー、オールドサーフィンスタイルはいかがだったでしょうか。

あくまでオールドサーファーとは一昔前のサーファーを指す言葉でしかありませんが、ハワイやカリフォルニアなど、アメリカを中心に世界へ広がっていったサーフカルチャーそのものであり、その根幹には自然を愛し、海を愛する人達のコミュニティーがあり、自然とのつながりや自由な精神を追求する人々の価値観や考え方を指す言葉だと考えます。

今でこそ、サーファーと言えば少しチャラいイメージが定着していますが、昔も同じで枠にとらわれないイカした連中が、海や自然で遊び、大切にし、音楽で日常を楽しみ、人とは違うファッションに身を包んだ歴史こそが古き良きサーフカルチャーであり、現代においてもサーファーとしてあるべき姿なのだと思います。

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